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趣味遊々:偏食家の映画評(1)

趣味遊々~同窓会コラム~ vol.30
偏食家の映画評 第一回『永遠の僕たち』
 
永遠の僕たち [DVD]永遠の僕たち [DVD]
(2012/11/07)
ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ 他

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 映画にとって最も重要な要素は、キャスティングだと思う。どんなに素晴らしい脚本でも、キャスティングがしっくり来なければ、台無しは言いすぎとしても興ざめではある。
 その点、ガス・ヴァン・サント監督『永遠の僕たち』は、キャスティングで不満を感じることは無い。主要キャストは、ヘンリー・ホッパー、ミア・ワシコウスカ、加瀬亮の三人。
 
 ヘンリーは、2010年癌により死去したデニス・ホッパーの息子であり、ふとした瞬間見せる表情にその面影を残す美青年である。
 今作で彼は、他人の葬式にまぎれこみ、米国の葬式では定番である、参列者が故人との思い出を語るスピーチを聞くことを日課にしている、少しばかり悪趣味な高校生イーノックを演じている。この、ある意味エキセントリックな役どころを飄々と自然にこなす演技力は、父親を思い起こさせる。
 
 ミア・ワシコウスカはティム・バートン『アリス』に主演しており、ご存じの方も多いだろう。
 彼女が今作で演じたのは、小児ガンを患う少女(10代半ば以降の女性を少女と呼んで良いのならば)アナベルである。彼女はショートヘアが似合う。しかしショートでも活発な印象をあたえないのは、肌の色の白さのせいか。
 浮世離れした無邪気さと一本筋の通った意志を持つアナベル役は、彼女でなければ務まらなかったと思う。将来、ミア・ワシコウスカの代表作は『アリス』ではなく、この『永遠の僕たち』だと言われているに違いない。
 
 加瀬については、もはや説明は不要だろう。周防正行『それでもボクはやってない』で話題をさらい、『SPEC』で戸田恵梨香との共演も記憶に新しい。年を経るごとにキャリアを積み、今作でついに米映画デビューである。特攻隊員の幽霊ヒロシ役がはまっている。彼は、この映画の重要なファクターだ。
 
 ストーリーは、いわゆるボーイミーツガールで始まり、恋をし、恋人の死により終わるという、良くいえば定番の、悪くいえば陳腐なものではあるが、この映画に陳腐さは無い。それは恋人の死を、観客の涙を誘う小道具として用いるようなことをせず、しっかりと死に向き合い、死そのものをテーマとして昇華させているためだ。
 
 しかしながら、そんな大仰なテーマを意識せずとも、この映画は娯楽作品として充分に楽しめる。ヘンリーとミアの二人が瑞々しく、その画面は美しい。その美しさを表す言葉を、私が持ちあわせないのが残念でならない。なのでぜひ一度、ご覧になることをお薦めしたい。ストーリーを好むと好まざるとに関わらず、必ず、見終わった
あと、美しい映画だったなと思っていただけると思う。
 
小路



2012年同窓会のお知らせ ⇒ こちらよりご覧ください
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