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趣味遊々:戸籍な話(2)

趣味遊々~同窓会コラム~ vol.20
ぴゃんだと学ぶ
戸籍な話

 
ぴゃん
 
第2回「婚姻な話」
 
 先日、友人が婚姻しました。世間では「婚姻する」ことを「入籍する」というようです。これは誤りではないですが、正確でもありません。友人の場合で考えると、夫と妻は親元の戸籍から離れ、二人で新しい戸籍を作りました。誰の戸籍にも「入籍」してはいないのです。
 
婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない(憲法24条1項)
 婚姻は、戸籍法の定めるところにより届け出ることによって、その効力を生ずる(民法739条1項)

 法律上、結婚をするためには届出をしなければなりません。これを「婚姻届」といいます。いわゆる事実上の夫婦(内縁関係。事実婚)がありますが、婚姻の届出をしていなければ法律上の夫婦とはみなされません(法律婚)
 
 婚姻には成立要件があります。
民法731条(婚姻適齢)
 男性は18歳、女性は16歳に達していれば婚姻ができます。
民法732条(重婚の禁止)
 日本は一夫一婦制ですので、重婚は出来ません。
民法733条(再婚禁止期間)
 女性は、前婚の解消又は取消しの日から6ヶ月を経過していなければなりません。これを待婚期間といいます。これは前回お話しした、子の「嫡出推定」に関係しています(前回の記事はこちら
民法734条(近親者間の婚姻の禁止)
民法735条(直系姻族間の婚姻の禁止)
民法736条(養親子等の間の婚姻の禁止)
 優生学(遺伝的)なことなどを考え、近親者間の婚姻は禁止されています。また、婚姻をして直系の姻族となった人、例えば義理の親子間では、たとえ離婚をして姻族でなくなったとしても婚姻は出来ません。同じように、養子縁組をして養子と養親の関係になった人同士も、離縁後親族関係が終了したとしても婚姻は出来ません。これらを婚姻障害といいます。
民法737条(未成年者の婚姻についての父母の同意)
 未成年者が婚姻するには、両親の同意が必要です。これは親権とは別の考え方ですので、両親が離婚していたとしても父母双方の同意が必要です(例外があります)
 
婚姻の届出があったときは、夫婦について新戸籍を編製する。但し、夫婦が、夫の氏を称する場合に夫、妻の氏を称する場合に妻が戸籍の筆頭に記載した者であるときは、この限りでない(戸籍法16条1項)
 婚姻をすれば、夫又は妻の氏のどちらかで新戸籍を作ります。しかし、婚姻後の氏を名乗る人がすでに戸籍の筆頭者であるときは、新戸籍は作らず、婚姻の際に氏を変更した人がその戸籍に入ります。
 
 最初に、婚姻を「入籍する」という表現は、誤りではないが、正確ではないといいました。この戸籍法16条1項ただし書の婚姻の場合は、婚姻の際に氏を変更した人が、相手の戸籍に入りますので「入籍する」という表現は誤りではないでしょう。が、やはり正確でもありません。再婚の夫と初婚の妻が夫の氏で婚姻したとします。この婚姻により相手の戸籍に「入籍」するのは妻であり、夫については戸籍の変動はありません。つまり「入籍する」という表現が正しいのは妻だけということになるのです。
 
 婚姻の意義は「一組の男女の合意に基づく継続的な(終生の)共同生活を目的とした法的結合関係」とされています。最初にお話しした友人にも、この先つらいことや苦しいこと、喧嘩だってするでしょう。でも、婚姻届を書いたときや提出したときの気持ちを忘れずに、末永く幸せになって欲しいものです。
 
ぴゃん
 
※ 筆者は戸籍勉強中です。実際の届出の際や事案の相談は戸籍の窓口又は法律の専門家にご相談ください。
  1. 2011/11/20(日) |
  2. 趣味遊々

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