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趣味遊々:大阪てくてく(1)

趣味遊々~同窓会コラム~ vol.10
犬も歩けば史跡にあたる
大阪てくてく 第1回「時の鐘」

 
 昔から大都市として栄えていた大阪には数々の史跡があります。大阪の中心地である中央高校に通った間は近くの史跡を訪ねて歩いたものでした。
 
 今回ご紹介するのは中央高校にもっとも近い史跡の一つ、時の鐘。
 昨年の同窓会会報でも取り上げました中央高校のある釣鐘町の名前の由来にもなったこの鐘は、中央高校から歩いて3分という距離にあります。
 

 
 会報から時の鐘の役割を引用します。
 「この鐘は「時の鐘」と呼ばれ江戸時代初期(1634年)に鋳造され、時報として1日に12回撞かれていました。まだ時計が一般市民には縁のない時代、定期的に鳴る鐘の音が人々の生活を回していました。
 江戸時代に4度火災で焼失しましたが、その度に再建され1837年には鐘のそばに高楼を造り火の見櫓としての役割も果たしてきました。
~中略~
 現在はコンピュータで制御され朝・昼・夕方の3回撞かれています。耳を澄ませば鐘の音を中央高校の教室で聴くことができますよ。」
 
 土佐堀通沿いの八軒屋浜においてあるパンフレットに江戸時代の天満橋の風景図が載っており、そこに時の鐘も描かれています。これは1837年に高楼が建てられたあとの絵でしょうか。周りの家よりも一段高く描かれた櫓に当時の建築物としては大きかったのだろうかと思いを巡らします。

(ピンクの丸が時の鐘、赤の丸の辺りに中央高校?)
  
 ところで「曽根崎心中」をご存知ですか?
 近松門左衛門が書いた物語で人形浄瑠璃や歌舞伎の題材として扱われています。これは江戸時代(1703年)に起きた徳兵衛とお初の心中事件を物語にしたもので、梅田にあるお初天神でも有名ですね。
 
 曽根崎心中の出だしはこんな風に始まります。
 「この世の名残、夜も名残、死にに行く身をたとふれば、あだしが原の道の霜、一足づつに消えて行く、夢の夢こそあはれなれ。あれ数ふれば暁の、七つの時が六つ鳴りて、残る一つが今生の、鐘の響きの聞き納め、寂滅為楽と響くなり――」
 (超適当な訳:この世とも別れ、今夜が最後の夜です。死のうとするこの自分を例えるなら、墓場までの道に降りている霜のように、一歩一歩歩くたびに消えてしまうのです。夢の中で夢を見ているような気分で哀れなものです。気付けば朝三時を知らせる鐘が聞こえてきました。あと一回鳴る鐘の音がこの世で聞く最後の鐘となるでしょう。その鐘の音は「死んだら楽ですよ」と聞こえてくるようです――)
 
 これは徳兵衛とお初が心中する場所を探して歩き出す場面の文章です。物語は徳兵衛とお初の出会いから曽根崎で心中するまでを扱っていますが、ここで注目したいのはピンクの文字の部分です。
 ここに登場する朝三時を知らせる鐘の音、この鐘が時の鐘なのです。
 

 
 1634年に鋳造され大阪の時報として毎日鳴っていた鐘を1703年に心中した二人が聞いていたとしても何の不思議もありません。
 だけど、その鐘を2011年の私たちも聞いているというのはどこか不思議な気分になりませんか。
 
 ちなみに6月10日は時の記念日。毎年この日には時の鐘を実際に鳴らすイベントが行われています。この機会に370年分の歴史の音を聞いてみてはいかがでしょう。
 
わんU・x・U


  1. 2011/06/05(日) |
  2. 趣味遊々

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