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思い出リレー vol.5

「きっかけは、旅」
1998年度卒業 単位制 18歳(入学時)

 
 試験会場に足を踏み入れると、そこは制服であふれていた。
 3年ぶりに机に向かったような人間が、果たして試験に通るんだろうか。言いようのない不安が、心の底から湧き上がってきた。
 そして合格発表。掲示板には自分の受験番号があった。ひょっとしたら見間違えたのかもしれない。何度も、何度も見直した。しかしそこにあったのは、紛うことなく自分の番号だった。
 
 こうして、私の中央での高校生活が始まった。周りの同級生は、もう制服は着ていなかったが、やはり私との間に見えない壁が立ちはだかっていた。
 中央に入る前、私は様々な職を転々としていた。そこで付き合いがあった職場の人間は皆、私よりもはるかに年上だった。そんな環境で3年過ごした後、いきなり自分と同世代あるいは年下の集団に投げ込まれた訳だから、戸惑いや気後れがあって当然である。孤立、とまではいかないが、浮いていたのは間違いない。
 
 そんなある日、それまでに数回話したことのあるクラスメイトから声をかけられた。夏休みに高山に旅をするんだが、一緒に行かないか、と。旅は、好きだ。それまでは一人旅がほとんどだったが、誰かと行く旅も、悪くないかもしれない。是非、と私は答えた。
 鈍行列車を乗り継ぎ、ようやくたどり着いた、高山。地元の人に教えてもらった店で醤油辛いラーメンをすすり終えた頃には、もう辺りは真っ暗だった。宿は、ない。夏とはいえ夜になると肌寒い夜を、4人で語り明かした。
 いつしか、見えない壁は消え失せていた。
 
 あれから10年。数え切れないほどの旅をした。国内、海外。一人旅、二人旅、大勢での旅。その度に新しい出会いがあり、発見があり、そして仲間との絆ができた。たとえ離れ離れになろうとも、かつて共に旅した仲間とは、今も繋がりあえているような気がする。
 またいつか、旅をしよう。あの日の面々で。
  1. 2011/04/10(日) |
  2. 思い出リレー

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